ちょっとしたストレスとその解消を
ストレスと不安の解消法
□ ストレスには良いタイプと悪いタイプがある。すぐ軽くなるストレスを短期間で大量に感じることには数々のメリットがある。
□ 最初のうちは、ストレスによって体の組織に打撃を与える(フリーラジカルやコルチゾールなどの)ホルモンが生成される。そのダメージに体が気が付くと、体は修復を始める。
□ ストレスが短期的なものなら治りは早く、擦り傷やあざといった日々の損傷を修復するためのエネルギーを残すこともできる (これは体の自己修復機能が過度に働く状態)。
□ ただ、ストレスに対処し、リラックスする方法を知らなければ、ストレス自体は何の役にも立たない。
精神的なストレスの恩恵を受けるためには、多すぎず少なすぎないジャストなストレスバランスを見つけることが大切。
ストレスカレンダーを作る
□ ストレスレベルが時間とともにどう変化するかを記録することが大切。毎日のストレスを10段階評価してみること。5以上が2日以上続くなら、ストレスを軽減する努力を。
冒険してみる
□ 精神的、身体的、心理的な挑戦は、良いストレスを与えてくれる。定期的に内容を変えることを忘れずに。一度習慣化されてしまったら、刺激にはならない。
汗をかく
□ 短期的な大量のストレスと同じ健康上のメリットがある (過度の不安解消にも役立つ)。タフなワークアウトはフリーラジカルや他の悪い化学物質の生成量を増やすけれど、これは一時的なもの。終えた瞬間から、体はダメージの修復をはじめる。
体内の変化や感情の状態から自分を切り離す
□ 周囲の環境の小さな変化にいちいち反応することがなければ、心は必ず落ち着くもの。
ゆっくりと朝を始める
□ 気が散ったら意識を呼吸に戻して。心と体が休息モードから活動モードに切り替わるための時間を稼げる。5分の瞑想でもいい。
机から離れる
□ 数分間でも、散歩に出る。空の色、風の動き、体に感じる刺激のすべてに注意を払うこと。小休憩は、今、この瞬間に感謝することを教えてくれる。人は未来や過去についての思考に捕らわれがち。小休憩はそこから抜け出すチャンス。
昼の休憩をしっかりとる
□ 難しいのは承知の上。20分間、仕事を離れ、食べ物の質感や味に注意を向ける時間を作ること。これでランチが楽しめるようになり、スローダウンできる上に食べる量まで減る。
切り替える時間をつくる
□ 役割を切り替えるための時間を作れば、気持ちがすっきりして目の前の課題に集中しやすくなる。朝、仕事につく前1分かけて精神の統一を図り、「今私がいるのはこの場所」 だと言ってみる。同様に、夜帰宅したら意識的にギアチェンジを。新たな役割を受け入れる準備ができ、周りの人にしっかりと意識を向けることができる。
ひとの話に耳を傾ける
□ 会話の途中で評価したり邪魔したりせず、相手が言っていることにだけ集中する。思考に休息を与えていると思えばいい。これで親交だって深まるかも。誰だって聞き上手な人が好きなのだから。